+++ (20) スクール生活 その後 Part4 +++
保育事情、保育施設を色々調べているうちに、NAEYCという言葉をよく耳にするようになった。
調べてみると、NAEYCとはNational Association for the Education of Young Childrenという全米一の規模と知名度を誇る、幼児教育の発展を指導する非営利団体らしく、そのNAEYCの活動の一つにAccreditation(認定)があるらしい。
NAEYCが各州の最低基準とは別に、独自の高い基準をさだめていて、その基準にみたした保育施設を認定(Accredited)しているのだ。
その基準は、先生の質、先生と生徒の数の比率、生徒1人に対する教室の面積、カリキュラム、などなど多岐に渡って、細かく設定されていて、現在は全米で100,000ある保育施設のうち、6000施設がNAEYCの認定を受けていると言う。
自分の家の近くにNAEYC認定の保育施設があるのかどうかを調べるには、サイトに行って、Zip Code(郵便番号)を入れるだけ。
すると我が家から7マイル以内の場所にも15件以上あることがわかった。
・・・・・・ちょっと目からウロコ。
こんなに簡単な判断基準があったなんてーーー。
NAEYCに認定されている施設がイコール素晴らしい所じゃないとは思うけど、とりあえずはテキサスで設定されている以上の教育の質と水準の高さの証明と見なされるではないかーー。
ということで、NAEYCで認証されているセンターをしらみつぶしに当たることに。
とーこーろーがー、リストの10件近くがオースティンが低所得者やシングルマザーなどのために用意している特別なセンターということが判明。
1件目に訪問したところで、すぐに「メインのオフィスには行かれました?」と聞かれて、「へっ???」となった。
よくよく聞いてみると、ここはそういう福祉のセンターなのだそうだ。 リストにのっている保育園の中で似たような名前のものがあったので、「もしかしてこれもですか?」とリストを見せると、「えー、そうよ。 それから、これと、これと、これと、これもねーー」とその数10件近く。
どーりで、ダウンタウン近辺にたくさんあるはずだわー。
うちは決してお金持ちではないけれど、中流家庭の共働きなので、そういった福祉の補助は規定外。
市が経営しているから十分な広さや先生の数が雇えるのね。とほほ
ーーということで、その時点でリストの残り7件。
でもそこでさらなる問題が勃発ーー!
それはスクールランチ。
ここオースティンの保育園では、ほとんどの施設がスクールランチを提供している。
そのメニューを見せてもらうと、ピザとかパスタとか、タコスとかマカロニチーズ、ほんとに幼児向けのランチなの??と思われるようなものばかり。
しかも、出されているランチのほとんどが、冷凍食品のようにあらかじめ作られているものか、缶詰のもので、保育園ではアシスタントの先生が温めてサーブするだけ。
お野菜もパスタもすべて缶詰。 日本のように給食のおばさんが、幼稚園でランチを作ってくれるなんて所はゼロ!(もちろん小学校に入ったらそうなるのだけれど)
保育園では「うちはFederal Lunch Program(政府認定のランチプログラム)で、栄養はきちんと計算されているのよー」という所もあったのだけど、それでもメニューは上にあげたようなものばかりで、とてもじゃないけど子供が食べるようなランチとは思えない。
カイが今の学校に毎日持って行かせてるランチは、先生や父兄の間ではちょっと有名で、私もよく先生から「これこそ理想のランチよーー」と褒められるのだけど、ピザやマカロニチーズを政府のランチプログラムで出してるくらいだと、それもちょっと納得。
あのメニューで政府認定だったら、普通の親が持っていかせるランチってどんなのなんだろう?
いや、私もたいして豪華なランチを持って行かせているわけじゃないんだよ。
おにぎりに、お肉もしくはお魚、お野菜各種に、別の小さな容器にフルーツ。
彩りだってそんなには考えたりしないし、毎日似たりよったりだけど、ただーー、お野菜や果物は冷凍や缶詰ではなく、フレッシュなもの。 それから予算内の範囲な限りはなるべくオーガニックを買うようにしている。
そのほうが、健康にもいいし、味だってだんぜんおいしいからね。
カイも和食チックなランチは大好きで、毎日きっちり間食してくれる。
それに栄養のあるランチを毎朝作ることは、働いている私のせめてもの母親らしいこと・・・というか、まぁ、カイのお弁当は私の罪の意識の固まりでもあったりするわけでーー。
ということで、2件くらいとてもよい保育園があったのだけど、スクールランチを出している・・・といことで却下。
(うちだけお弁当持参ーーということは認められない、と言われてしまった)
Welfare(福祉)のプログラムと、スクールランチのおかげで、あーーんなにあった保育園のリストも、残り3つ。
その3つのうちの2つの施設に見学に行ったのだけど、今ひとつピンとこなく、そうなると残る1つの期待もだんだん薄れてきて、うーーん、ほんとにカイが通えるような新しいセンターは見つかるのだろうかーーー、などと思ってきて、その後2週間くらい仕事が忙しいのも手伝って、保育園探しもお休みすることになったのであるーー。
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