+++ (18) スクール生活 その後 Part2 +++
モンテソーリのスクールに行き始めて1年。
カイはいまだに毎朝、「ママ、きょうがっこういくの?」と聞いてくる。
「そうだよ。きょう学校だよ」と私が言うと、「がっこういかなーーーい」とカイ。
これが毎日繰り返されるのだ。
私も朝の忙しい時間に毎朝、カイをなだめつつ、支度をさせて、お弁当を準備して、自分の準備してーーーとやってるので、時々「毎日のことでしょーー。同じことを聞くなーー」と言いたくなってしまう。
そういったことがあまりに続くので、この春頃から”今の学校がカイにとってベストな場所なのかーー”と考えるようになっていた。
考えられる理由としては;
1、カイの性格。 毎日文句を言わないと気がすまない? 文句を言いつつも学校では楽しくやっているとか。
2.学校が合わない。
理由その1のカイの性格を考えてみると。
確かにカイはどちらかと言えばシャイで、子供が大勢いる場所に自分からガーっと入って行くことは絶対しない。 生後3ヶ月から2年近くナニーのまりちゃんに面倒を見てもらったので、その環境に甘やかされているーーっていうのもあるかもしれない。 それでも毎日行きたくないなどと言うものなのかーー。
理由その2の学校について。
ここ1年間、カイをモンテソーリの学校に通わせてみてわかったことはーー。
まず基本の基本なのだけど、DaycareじゃなくSchoolだということ。 学校なのだ。
午前中は朝校庭で遊んだら、その後11時までは教室でモンテソーリのアクティビティーや、いろんな勉強をしてすごす。 カイはまだ3歳にもなっていないけれど、世界の6大陸の名前や、惑星の名前(金星、すい星、冥王星など)も言えてしまう。
モンテソーリ独自の考え方なんだけれど、アクティビティーは先生が子供のレベルに合わせて選ぶので、子供が自ら自分でしたいものを選ぶことはできない。
教室の中では大きな声をだしてはいけないし、騒いでもいけない。 子供たちは室内遊びもパズルや粘土、お絵かきなどで静かに過ごす。
1年前にいろいろリサーチした結果では、もちろん今の学校はとてもいいと思って決めたのだけど、だんだんカイにとっては少し厳しすぎるのかな、もっとのびのび遊べるような所に入れたほうがいいのかな、という気持ちが生まれてきた。
それでも、カイの学校の先生達はとても素晴らしいし、スクールの良いところもたくさんあるので、周りに相談しつつもどうしたらいいかわからないでいた私。
頭の中でそんなことを漠然と考えているうちに、仕事の忙しさと日常に流されてすぐ2,3ヶ月たっていた。
カイは相変わらず毎日「きょう、がっこういくの?」と聞いてくる。
このままではダメだ!
もっともっとリサーチして、他のセンターを見学してみようと思い立った。
ぐずぐず考えても仕方がない。 もう一度色々調べて、他のセンターを見てみれば、今の学校との違いが見えてくる。
その結果、それでも今の学校がよいと思えばそれでハッピーだし、もし今より良いところが見つかれば、変わるということも考えられる。
自分の中で疑問が芽生え始めた以上、このまま同じ状態を保つということはできないからーー。
ある晩ジョナサンにぽつりぽつりと自分の考えを話すと、黙って私の話を聞いた後、彼は私を抱きしめて ”Naoko, you are a great mother” と言ってくれた。
そんなことないのに。
素晴らしい母親は、自分の仕事を口実に、毎日嫌がる子供をなだめて学校に行かせたりしないのに。
優しく言葉をかけられて、ぐーーっと落ち込んだ夜だった。
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