N's Little Happiness
++(43)子育て++
アメリカで育児をしてきて思うこと。 それはアメリカ式子育てと日本式子育ての大きな違い。
一言で言えば、アメリカは大人が生活しやすいようにする「大人中心の子育て」、日本は親は犠牲にしてでも子供が気持ちよく生活できるように。。。の「子供中心の子育て」。
例えばアメリカでは生後6ヶ月頃にもなると、子供を夜寝る時間になったらポンとクリブに入れて夜通し1人で寝かす。 夫婦の寝室は夫婦だけのもの、らしい。 方法も「Cry
it out」(泣かせてあきらめさせる?)といって、初日はクリブに入れて子供が泣き始めて5分たったらチェックしに行く。 その時絶対に抱き上げずに「大丈夫よ。ママは隣の部屋にいるからね」などと優しく語り掛けるだけ。 そしてまた泣きだしても5分間は待つ → 部屋に行って語りかける、を繰り返す。 2日目はそれを10分間、3日目は15分間と、要するに子供が泣きつかれて寝るまで待つ、あきらめさすというメソッドなのだ。
そもそも6ヶ月を過ぎたら夜中の授乳やフォーミュラは必要ないらしく、この方法でいくと夜通し寝てくれるようになって大人はとっても楽。 夜も夫婦水入らずの時間をゆっくり過ごせるというのがこのCry
it outのメリット。
一方、日本は添い寝文化。 6ヶ月の子供を泣き疲れさせて1人で寝かすなんてもっての他! 夜中の授乳も1歳前後の段乳まで続ける家庭がほとんどだと思う。
私もカイが6ヶ月を過ぎたころからかかりつけのドクターに「カイはもう1人で寝てる?」「8ヶ月までには1人で寝させるようにしないと、その後1人で寝なくなるよー」と言われ続けてきたし、ジョナママからも遠慮がちに「カイはもうそろそろ1人で寝るべきだと思う」と何度か言われたこともある。
・・・が私は未だにカイと一緒に寝ている。 というか我が家の寝室はクィーンサイズのベッドを二つ並べて幅3メートル以上のファミリーベッドになってるし。
第一「Cry it out」なんてとてもじゃないけど、可哀想でできないっ。>甘い親
一緒に寝ている理由は、やっぱり昼間働いていてカイと一緒に過ごせる時間が短いのでせめて夜くらいはくっついて寝てあげたいということと、おっぱいも思う存分あげたい(これはもう過去だけど)というのが大きい。 一緒に寝ると、Teethingで夜中にぐずぐずしたり、発熱した時はすぐタイレノールを飲ますことができるし、鼻が詰まって苦しそうな時は加湿器をつけたりと、すぐ対応できてすごく便利なこともある。 それよりカイは私とぴったりくっついて寝ると安心してよく寝るし、私もカイの軟らか〜いホッペに顔をくっつけて、赤ちゃん独特の匂いを嗅ぎながら寝るのがすごく幸せ。
アメリカでは一緒に寝ると自立できないとか、1人で寝ないようになると言われる。 けどーーー。
私も小さい頃は日本流に添い寝をしてもらっていたが、今じゃしっかり自立しているし、添い寝文化の日本人が自立できてない?というとそうでもないような。
第一添い寝は一時のこと。 ティーンネージャーになっても親と一緒に寝ている子供は、添い寝文化の日本でも聞いた事ないし。
カイもその内私が頼んでも一緒に寝てくれないようになると思うので、この幸せは今限定のものなのだー。
それからしつけ。
アメリカは親の言うことは絶対。 しつけに関してもとっても厳しい。 日本人ママからした厳しすぎるって思われるかもしれないかも。
しつけの一環としてポピュラーなのはTime Out。
友人や親戚の家に遊びに言ったりして、子供が何か悪さをした時親は「No, you
can't do this」(それをしたらダメよ)と一度言い、 また子供が同じ事をすると「I
said "No". Next time will be Time out」(ダメだって言ったでしょ。もう一度したらタイムアウトだからね)と言っているのをよく聞く。
そして子供がもう一度すると、「OK, Time out! Go to your room!!」(Ok、タイムアウト!自分の部屋に行きなさい) などと言い、言われた子供はお許しがでるまで5分くらい自分の部屋から出ることができない。
このTime Out。 悪さをした罰などではなく、興奮した子供を落ち着かせる方法らしい。 自分の部屋で少し落ち着いてママやパパに言われたことを考えるのである。 その証拠に、友人や親戚はタイムアウトをして5分くらいたつと子供部屋に行き、子供を抱っこしたりして何やら言い聞かせている。 親は子供が落ち着いた後、どうしてしたら行けないのか、そういうことをすると何が起こるのか、子供にじっくり説明するのである。
子供ってすぐ調子にのったり興奮するもの。 だからこの気分を落ち着かすタイムアウト、私はなかなかいい方法なのではないかーーと思っている。
そういえば、日本では日常的に見られるスーパーの床で子供が寝っ転がって「ギャーギャー」駄々をこねている姿も、病院で走り回っている子供も、レストランで騒いでいる子供も、こちらではほとんど見かけない。
もちろんアメリカにも”このクソガキーーー”って思うような子供もいる。 別に日本人の子供がやんちゃでアメリカ人の子はそうではないというわけでもないし。
じゃなぜかというと、やっぱり『しつけ』の違いだと思う。
私は日本で子育てをしていないから詳しいことはわからないが、ある程度甘やかして育てるのが日本の子育てという印象ーー。
こちらでは「子供だから仕様がない」と言った言い訳はあまり見られない。 悪いものは悪い。 受け入れられるものとそうでないもの。 そういった区別がはっきりされているように思う。
例えば、あるアメリカ人ママさんから聞いた彼女のしつけ方法はーー。
スーパーに行く前には『カートに必ず座っておくこと。 大きな声で騒がないこと』 を子供(2歳程度よ)と約束する。
そして買い物中にそれが守られなければ(恐らく1,2度は注意すると思うけれど)、即タイムアウトーーすなわち、買い物の途中でもスーパーから撤退となるらしい。
「買い物は終わってないけれど、それが受け入れられるとは思われたくないから仕様がないわ」と彼女は言っていた。
食事のしつけも同じ。 食べ終わった時が席を立つ時。 一度席を立ったらもう食べ物は一切口に入れないとか。
親はせっかく行ったスーパーだから済ませて帰りたいだろうし、改めて出直しとなると時間も2倍かかるわけだから、何とも根気がいるなー、面倒くさいなーとその時は思ったが、よく考えてみれば子育ては根気の連続。 まさに子供と大人の根気比べ。
こちらはもちろん暴力なんて持っての他ーーの文化なので、黙って退場、落ち着いてから言い聞かす、ルールは一貫させる、というのが大体どの家庭にも共通している躾方法のような。
ところで、カイも1歳9ヶ月に入った。
なんだかもう『キッズーー!』という感じで、本人なりに色々考えることもあるらしく、最近は反抗的な仕草を示すことも多い。
なんせ今彼の一番のお気に入りの言葉は『No way!!』だし。 (No way:絶対やだ〜〜の意)
しーかーもー、2ヶ月前からぺちんと私やまりちゃんをたたくようになった!(お友達にはしていない様子)
本人もしてはいけない事とはわかっているようで、決して本気で叩いたりはしないのだけど、「ダメ!」と本気で怒ってもまだペチン!とやってくる始末。
それで、とうとう始めてしまいました。
Time Out。
ペチンと叩いて、3度目のNoできかなければ、Time Out。 1分間ほど掃除機が入っているクローゼット行き。 出てきたらもう一度人を叩いたらダメよと教える。 もちろんカイは大泣きするし、そんなカイを見るのは私も辛い。
ペチンと軽くたたかれるくらいでは痛くもなんともないんだけど、これがエスカレートして、お友達を叩いたり、おもちゃでぶったりするようになったらそれこそ本当に困るし、この時はOKで、この時はダメ、軽くはOKで、ひどかったらダメ、というようなことになったらカイに混乱させてしまうと思う。 だからどの程度であれ『人を叩いたらダメ』というようにルールを一貫させたいから。
それから最近のルールは「最後」という言葉。
おかしをもう一つ欲しい、出かける前にまだおもちゃで遊びたい、テレビをもっと見たいなどの数々の自己主張をするカイ。
その対策として、本人が欲したものは「最後よ」といってもう一回だけさせる。(スナックだったらもう一つあげる)
でもそれ以上は何があっても例え本人が泣いて訴えても許さない。
ここでも大事なのは例外を作らないこと。 本人が泣き叫ぶからってキャンディーをもう一つあげてしまえば、その途端に「最後」は「最後」でなくなってしまうから。
このルールは結構効果的で、本人は自分の訴えを1度は聞いてもらえるので満足するし、「最後」と言われたらそれでお終いと理解しているので、今では、ぐずったりすることもなくすんなりと上手くいっている。
こうツラツラと書くといかにも躾に熱心な親のようだが、どこまでも厳しくしていることはなく、わたしはかえって甘い親の部類に入るような。
ただ、私がカイにわかって欲しいと思っていることは、親が『No』と言ったら絶対ダメなことがある、ということ。
この年代の子供って色々と知恵がついてきて、どこまでが許されるのか、親の顔を見ながら試してるってこともある。
そうだからと言っても本人の脳はまだほんのちっぽけで、きちんと筋道をつけて納得させることはまだ難しいような。 したら本人の命に関わること、他人に危害を加えそうなことを何かが起る前に回避しようと思ったら、一瞬の判断で言うことを聞いてくれないと困る。
それには「ダメ」を乱用しないこと(ここぞ!という時にだけ)、 そして一度ダメと言ったものは、いつでも一貫した態度で通すこと、が重要なのではないかーー。
そして厳しいことを言う10倍のキスとハグをこれは乱用しまくりで惜しげなく子供にあげること、も大事かな。
ところで、カイのTime Outだけど、抜群に威力を発揮して、 3回ほどこの方法を試したら今ではすっかりペチンと叩かなくなった。
日本式であれ、アメリカ式であれ、親が納得して、子供に愛情を持っていれば、結局はどちらもそう変わりないような。
大事なのは親が子供のために一生懸命考えること。 自分がある結論を出したらそれに自信をもつこと。
日米よいところを取りながら自分流の子育てをしていきたいーーとどっちつかずのこうもりのような私である。

本文と関係なし
プール遊びのカイ
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