N's Little Happiness
(18)++家を買おう!(5)++
さて、スティーブという素晴らしいエージェントが決まった次の日の朝、オフィスで仕事をしているとジョナサンから電話がかかってきた。
「Naoko! 僕たちの家が見つかったと思う!」とすごーく興奮気味の彼。
実は昨夜もネットで売りに出てる家を探していたら、気に入っている地域に手ごろな物件を見つけたらしい。
そこは公園のすぐ側で、近くにとってもいい小学校もある。 3Living+3Bedroom+2Bathと希望どおりの広さ。
で、我慢ができなくなった彼は朝一の会社に行く途中見に行ってきたんだって。
「これは今まで見た中で一番! 外見からみるだけだけど、中もよさそう!! しかも環境がすごくいいっ!!!」と意気込みがすごいのだ。
それなら見てやろうじゃないか、と夕方待ち合わせした私たち。
うちから車で5分くらいのところに大きな公園があるんだけど、目当ての物件はその公園のすぐ隣だった。 しかも
家の後ろには緑地保護帯のグリーンベルトがあって道路が行き止まりになっている。
まわりは閑静な住宅地でとっても静か。みんな庭をきれいに手入れしている。
それより何より家から目をすぐ左に向けると、大きな大きな芝生が広がっているのだ。
私たちが見に行ったときはちょうど夕方で、公園の野球場ではリトルリーグのちっちゃな男の子達が練習し、ピクニックテーブルではカップルが話をし、プレイヤードはおちびちゃん達とその親達で賑わい、広〜い芝生エリアでは犬の散歩をする人たちがちらほらと、あちらこちらで本格的な夏がはじまる前のひと時を楽しんでいる人達がいた。
その光景を見た時、なぜか、日曜日に目の前のピクニックテーブルで新聞を読むジョナサン、コーヒーを飲みながらよちよち歩きのカイを見守る私と、自分達の未来の姿がスーーーっと見えた。
この家に決まるかも!とピピッときた瞬間だった。
その週の土曜日、さっそくスティーブにその家を見せてもらうことに。
実はこれ、彼が正式に私たちのリアルターになってからの初仕事。 だからかどうか知らないけど、彼からお目当ての家をみる前に4,5件の家を見ることをsugessionされた。 そうすれば、いろいろ比べられるからだって。スティーブも一応仕事をしてるらしい。
見る家は全部直径5マイル以内。 ちなみに今回はこれで決まりかもっていう予感がバンバンしてるから、ジョナママにカイを見てもらって、ジョナパパに一緒にきてもらった。
1件目。 3BD2B。 家全体がSoltilloタイル(メキシコの赤茶のタイル)が貼られててとっても可愛い。 でもご近所さんの雰囲気がいまいち。
2件目。 2階建て。 4BD2B。 リビングは広い。 日当たりも良好。 でも2階建てが気に入らない。(どーせテキサスに住むなら平屋に住みたいじゃない?)
3件目。 2階建て。 4BD2B。 外から見ただけで汚らしい。 だめ。
4件目。 2LV3BD2B。 フローリング!! 一つ一つの部屋が狭いかも。ガラージの側の5畳くらいの部屋、もしかしてこれが2Livingのうちの一つ?嘘でしょ(笑)。
そしてとうとう5件目。お目当ての家である。 中に入った途端、ジョナパパが「This
is good. I like this house」とこっそり言ってきた。 この家はまだオーナーが住んでるから、大きな声でこっちの考えをしゃべったら契約に影響がでる、らしい。
私もいらないこと喋らないようにしなくっちゃ。
玄関を入ってすぐはフォーマルリビングルーム。 次の部屋がリビングルームでテレビやパソコンが置いてある。それからダイニングキッチンと、キッチンから続いてまたまたリビングルーム。この部屋はバーがあったり、ビリヤード台が置いてあったり、たくさんのカセットとマイクスタンドも2本あった。どうやらオーナーはカラオケ好きか?
テレビが置いてあるリビングから廊下が奥に続き、ベッドルーム、バストイレ付きのマスターベッドルーム、マインバスルーム、またまたベッドルームと、3liv+3BD+3Bの2000sft. 60坪弱の大きさ。
印象は。。。暗〜〜い、古臭〜〜い。
なにせ住んでるオーナーが70歳代のおじいちゃん、おばあちゃんでもう30年近く住んでるらしいから、見た感じ思いっきり
”Grandma's home” って感じなのだ。 あの木のパネリングの壁も、キッチンのバナナ色のカウンターもむちゃくちゃ70’Sだし。
でも、間取りは気に入った。
パネリングの壁やバナナ色のカウンターはやりかえればいいけど、間取りはやり返れないものねー。
それに家の周りの雰囲気はすっごくいいし・・・
庭は広くっておまけに裏には小川が通ってるし・・・
公園が近いし・・・
小学校までもすぐそこだし・・・
ダウンタウンまで5分だし・・・
値段も希望範囲だし・・・
-----で、決めてしまいました! この家に!
ストリートの名前は "Singing Brook"。 Singingなんて明るい名前でいいではないのぉぉぉ。
でもこんなにあっさり決めちゃっていいの??

Closingの日。真剣に契約書をチェック。
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