N's Little Happiness





++(25)離乳食++




カイも9ヶ月に入り、6ヶ月から始めた離乳食も中期に入って色々な物が食べれるようになった。

この離乳食、日本の新米ママ向けの雑誌には離乳食の進め方や、メニューが載っているのは当たり前だし、離乳食専門の本も出ていたりするが、ここアメリカはそういった『手作り』という観念がほとんどない。 手作りを奨励するキッチングッズやレシピ本なんか全くないのだ。

で、どうするかというと、みんなGARBERとかの瓶詰めを買う。
グローサリーストアーのbabyコーナーに行くと、壁一面に離乳食の瓶がズラーっと並べてある。 
中身はステージ1(いわゆる初期)だとアップル、ペア、バナナのフルーツ、それからキャロット、ポテト、スイートポテト、ピー(豆)の野菜。 これだけ。(ほんとよ)   
ステージ2になると、マンゴーとかプルーン、ブロッコリーなんかに加えて、『ライスシリアル&アップル』や『ポテト&チキン』なんかが加わってくるけど本当に種類が少ない。
日本の雑誌を見ると、『とうふの白身さかなあんかけ』だの、『にんじんのすり流しおかゆ』だの体によさそうなメニューがたーっくさんあるけど、こっちはそもそも栄養を気にするより食べる練習って感じの方が強いのだ。

カイも最初は『ライスシリアルのミルク味』1品から始まって、アップルとライスシリアル、ペアとライスシリアル、キャロットとライスシリアルなど1日1回食べていたのが、だんだん離乳食にも慣れてくるとレパートリーがなくなってきて、ペア3日連続!なんてこともあった。 
私も「手作りできればすればいいなー」なんて思いながらも、すり鉢も大根おろし器も持ってないし、忙しくってそんな暇なし!と割り切ってせっせと瓶のベビーフードを買い与えていた。 離乳食なんか作ったことがないから勝手がわからないし、カイも何も不満がらずに食べていたのでそんなものとも思っていた。(不満があっても言える訳ないか)

見かねたまりちゃんが日本のホームページなんかで色々勉強してくれたらしく、ある日『今日、カイ君にお麩をあげてみていいですか』とか、『今日は家ににんじんがあるので似てすりつぶしてあげてもいいですか』と謙虚に聞いてくれるようになった。(そう、私と違って彼女はいつも謙虚なのだ)
始めは『これ以上負担をかけて悪いなー』と思っていた私もどんどん図に乗ってきて(苦笑)、ほとんどまりちゃんにお任せするようになり、いまやカイの毎日のメニューはむちゃくちゃグルメになっている。 
カイよ、不出来な親の元に生まれてきたけど、出来たシッターさんと出会えてよかったね。

例えばカイは今2回食なのだが、
朝・・・バナナ、ヨーグルト、ライスシリアル
午後・・・おかゆ、にんじんの洋風だし煮、白身魚と野菜、コーンスープ
という感じ。 ちなみに私の昨日の夕飯はラザニアとサラダ。 
親よりいいもの食べてどうするーっ。

カイが9ヶ月に入った今も、未だに病気で病院へ行ったことがないのは、毎日栄養のある離乳食をたっぷり食べているからかもしれない。

そういうまりちゃんをカイは大好きで、最近夕方迎えに行ってカイを車に乗せると、まりちゃんの方を向いて涙ぐむようになった。
子どもっていうのは誰が心をこめてお世話してくれているか、ちゃーんと知っているのだ。(私が出かけるときに泣きもしないのはなぜ??)

カイ、ママもがんばるから長い目で見てよね。






カイ お昼ね中


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